NEWSと恋と色えんぴつ

色鮮やかな4人に染まろう

嵐NEWアルバム「Are You Happy?」《全曲感想》

 

このブログのタイトルからもお分かりのように、NEWSファンの私なのだけど、元はと言えば私のジャニーズ歴史は嵐が始まりなのだ。
だからこの感想だけはどうしても書きたい!書かせて!

 

10月26日に発売された嵐の15thアルバム「Are You Happy?」

 

テーマは“嵐が思う今の嵐”

また今作ではソロ曲以外にも各メンバーが「Happy」をテーマに、オリジナル曲も担当。

いつにも増して個性的か5曲が収録されています。

聴く人全てを包み込みながら、さらに歩みを進める嵐の現在進行形をパッケージした最強アルバムが完成しました。

 

これを読んでワクワクドキドキ、すごく楽しみだったわけです。

そしてその初聴の感想を一曲ずつ、まあまあ主観なのですが書いていきたいと思います。長いです(笑)

 

 

1.DRIVE

潤くんが担当した曲。

まず最初に思ったのは「あれ?これ本当に一曲目?」

タイトル的にはドカン!とした曲かなと思ってたけど、今までのアルバムと比べてインパクト少なめの序曲。

現代的なサウンドでシティミュージック、松潤が好きそうなリズム、曲調、テンポ。

これきっと誰が担当したか隠してもわかるんでは?と思います(笑)

ドラムの4つ打ちが身体に響いて心地いい。そして耳にすっと入ってくる音域はまさにドライブ中にぴったりの一曲だ。

こういうタイプの曲は中々無いが、「君がいるから」と同じタイプのゆったりした体を揺らしたくなるような曲。

だからこそコンサートで歌う時上手く入り込めるか、どこに入れるかがポイントになるだろう。

 

 

 2.I seek

アルバムの中でも置く位置に少々困るだろうと思ったが、ここで来た。

この二曲目というポジションはぴったりだと思う。

これからの三曲目、四曲目と続くアルバムへの高揚感を高めてくれる感じがする。

この歌詞が好き。

ドラマの世界観そのままの恋に不器用な感じの可愛らしい歌詞が好き。

昔の嵐が歌ってもきっと、これはただの大人びた曲でしかなかっただろう。この曲は大人になった今だからこそぴったりなのだ。

私的にはこの曲をコンサート一曲目で歌ってほしい。(ただの願望)

 

 

3.Ups and Downs

トランペットから始まり、乗りやすいテンポ。多様に楽器を使っていて、陽気な曲調なのに転調が多い。楽しくなってくる(笑)

DRIVEと似てないか?とAメロで思ったが、サビに入ったら似てなかった。

ハモリが綺麗で素敵。

 

人生はカーニバル!

酸いも甘いも貴方の人生、毎日同じように過ごして、嫌になることもあるけど、挑戦して、自分だけの道を作って歩んでいけ!

 

そんな一曲。

リズム隊の裏打ちがいい味を出している。

 

 

4.青春ブギ

相葉ちゃんが担当した曲。

お?何これ、え?どうした?ってなったのは私だけじゃないはず。笑

突然の和太鼓が昭和っぽさ全開。この曲を聞いた瞬間丈が短すぎる学ランが頭をよぎった。てかいっそ学ラン着て踊ってほしい。

古めのサウンド、典型的な流れ、そして少しマイナー調でザ・歌謡曲という感じ。使ってる言葉にも昭和の匂いプンプン。なんだか応援団みたいな曲調だ。

なのに、何故か新しさを感じる。

一周回ってもはや今っぽい。

それにしても途中のセイヤ!や早口言葉、思わず笑ってしまいます。

関ジャニ∞っぽいなと思った。「キング オブ 男」と同じ分類。

歌詞見て”頑張れ男子!”となんだか応援したくなりましは。

そしてこの曲、頭から離れない。すごく中毒性のある曲。

これを聞いた嵐ファンじゃない方、嵐ってこんな歌も歌うんだって思ってくれたはず。

 

 

5.Sunshine (櫻井ソロ)

ソロ1人目。こっちで来たか櫻井!去年のRolling daysと真逆すぎる位置にいる曲だ。

Fry on FridayとHey YEAH! 足して2で割ったような曲調。

ラップ短いのはちょっとショックです。

それにしても音楽だけでこんなにキラキラ感って表現出来るんだって、改めて音楽の凄さを感じました。

なんか吹奏楽部の演奏する音楽のよう。

 

毎日起きるのがなんだか嫌になる朝だけど、ほら窓を開けて、朝日を浴びて、きっと今日も良い1日になるよ!

そんなような、すごく前向きなメッセージを感じた。

毎日朝聴こう。

コンサートでの演出はHey Yeah!みたいな感じだろうか。

 

6.復活LOVE

あの陽気なソロから何故この曲?少し不思議です。

だけどこの曲自体は好きで。

熱い情熱、復縁、雨上がりの匂い、街のネオン、色んな情景を思い浮かばせる山下達郎さん、竹内まりやさん夫妻。

やっぱりすごい。

スタンドマイクでのダンスも見たいけど、是非少し凝った演出をして欲しいところ。頼む松潤

 

 

7.Amore (相葉ソロ)

え、聖歌?こういう系なの相葉ちゃん?あ、まぁアモーレだしな...なんて思ったらこれは単なる序章だった。

思った以上にガラッと曲調が変わりびっくりした。

相葉ちゃんは青春ブギといいAmoreといい昭和と異国文化にハマってるの?

あ、アモーレってスペイン語なんだ。あまり気にしてなかった。

だからこのドラムのリズムもラテン感を醸し出してるんですね。

相葉ちゃんも言ってたけどこれは絶対に盛り上がる。間違いない。

C&RがあってDisco starみたいに楽しくなりそう。

それにしてもアモーレってタイムリーすぎる。でも最後までタイトルに迷ったと書いてあって、あぁそうだよなぁ、と。

相葉ちゃん、年々歌唱力上がってて嬉しいです。というかこの曲が聴きやすいのは相葉ちゃんにキーが合ってるんですね。今までは謎にキーが高かった...

個人的にはそろそろ「夜空への手紙」みたいなのが欲しいです、来年待ってるよ...

 

 

8.Bad boy (大野ソロ)

いやこれPERFECT HUMANか!!

本当に相葉&大野コンビは毎年何かしら仕掛けてくる(笑)

最初の衝撃が強すぎて一回停止ボタン押すレベル。サビもどこかでお笑い芸人がやってたようなメロディー...(思い出せない)

だけど、少しエフェクトの入った声がかっこいい。

エフェクトって最強だよな...

とか思ってたら急な落ちメロ。そしてクラブのような雰囲気、インパクトのある四つ打ち、ラップ、落ちメロ...忙しすぎる!

だけど流れがスムーズ。

いやこれ作った方、凄いです。

てか、作詞・作曲・編曲一人⁉︎しかも名前がHARAJUKU KIDS...

だからこんなに渋原感強かったのか!

WEGOとかで流れてそうな曲調とリズムだなと思ったんです。納得。

途中のラップとか原宿、渋谷の公園で夜な夜なバトルしてる若者たちのような感じ。

だけどリーダーの美声が目立つ所が最後しかなくて少し残念。

でも!これはダンスに相当期待が持てます、確実に!

 

 

9.WONDER-LOVE

にのが担当。

嵐の毎年一曲はある、大人路線の曲。

少し怪しげな高揚感のあるイントロで始まり、機械的な音響とリズムがデジタリアンを思い出させる。

しかし途中の ♪響くWONDER-LOVE~ から急に雰囲気がガラッと変わり、宇宙のような近未来感。

♪NEVER-EVER-NEVER-EVER が宇宙人というか異次元っぽくて頭から離れなくなる。

やっぱりデジタリアンの香り...

でもこれ、普通にクラブとかで流れていても全然違和感ない。

にのも言っていたが、ダンスナンバーになるそう。かなり期待です。

 

 

10.また今日と同じ明日が来る (二宮ソロ)

一音目を聞いた瞬間、キタコレと思った。

シンプルで優しいイントロ、どこか覚えづらいリズム、音程。

まるで恋をした時の暖かさやもどかしさを表しているよう。

この曲名を最初に見た時、意味がわからなかった。

また今日と同じ明日が来る?

だけどこの曲を聴いた今、ようやく意味がわかってきた気がした。

 

”君”がいなくなってもまだ僕の中には君の声が響いていて、君との日々を忘れたくても忘れられない。だけど思い出したくても思い出せない。

ずっと無限にあると思ってた君との時間はいつの間にか無くなって、もうあの頃の輝きにあふれた世界はいくら探しても見つからない。

そんなことばかり思っている。

きっと明日も、今日と同じようなことを思うのだ。

 

そしてまた、今日と同じ明日が来る。

 

聴けば聴くほど何故だか胸が締め付けられる。

この曲は”静”が大きなポイント。途中いきなりバックの音が静かになったり、完全な静寂になったりする。

これがあるからこそ、にのの声がダイレクトに身体に入ってきて、響く。それがすごく心地よくて少し泣きたくなる。

 

「考えつく全てに僕らは 考えて行かなきゃいけないんだ」

このすぐには理解できない歌詞が妙に頭の中に残った。

きっと私が失恋したばっかりだったら次の日外に出られないくらい泣いてたかも(笑)

今回のソロ曲の中でダントツで好きです。

 

 

11.Daylight

この流れ最高。

にののソロで胸が締め付けられている時にこの曲のイントロが流れると、心に光が差し込まれるよう。

ここで無理に明るい曲を持ってくるのではなく、Daylightを置いて徐々に気持ちを上がらせていこうという感じが凄く良い。

嵐最高かよ!

そしてこの力強いメッセージと翔くんのラップ、温かみのある音響が希望ある未来を私たちに見せてくれる。

 いつ聞いても心がぽかぽかするような曲。

是非コンサートの最後に歌ってほしい。(これもただの願望)

 

 

12.愛を叫べ

気持ちが満たされたここで来ます愛を叫べ!ひゅー!

この曲、発売は去年なんだけどギリギリJaponismのアルバムに間に合わなかったんですよね。

だけどジャポのコンサートでは歌った。

だから今回コンサートでやるとしたら、去年とは少し違った形で歌ってほしい、是非。

歌詞自体は好き嫌いが結構分かれてるなぁと思います。私の周りでも好きと嫌いが半々くらい。

私は好きです、100+さんが作る曲はほとんど好き。

とか言ってるけど実際この曲の可愛い振り付けを踊る可愛い嵐が見れるのが一番好き(笑) 

 

 

13.Baby blue (松本ソロ)

ソロ最後は潤くん。こういうの待ってた!

この作者・作曲も100+さん。二曲連続で100+さんの作った曲を並べるなんて意外!

タイトルからは想像もしてなかったハートフルな曲調で引き込まれました。

聴くと自然と笑顔になるような楽曲。

Shake it!のようなエロかっこいいソロも好きなんだけど、こういうソロも潤くんの良さが沢山出て好きです。

潤くんの声質に凄く合ったキーで高すぎず低すぎず聴きやすい音程、潤くんの鼻にかかるような特徴的な声がプラスで良い味を出している。ほんともう100+さんありがとう!やっぱり長年嵐の曲を作ってくれてるだけあってメンバーの特徴を熟知してますね!(ベタ褒め笑)

もうこれ以上書くことはないです(笑)

 

 

14.Miles away 

大野くん担当の曲。

ここからアルバムは終わりへと向かっていきます。

なんだかこの曲は”嵐とファン”を表したような曲に聞こえて。

「君へ送る」「with you」「共に」

などの歌詞が所々に散りばめられていて、まるで嵐とファンが共に歩んできた17年間を表しているよう。

 

上手くいかないことがあって諦めそうになった時もあったけど、自分たちを信じて沢山の選択をしながら毎日を過ごしてきた嵐と、嵐の無限の可能性を信じて付いてきたファン。

そしてお互いが「重なるフレーズ」になって今、こうしてここにいる。

 

この歩んできた道のりを“航海”に例えている辺り、この曲を担当した大野くんらしさが出てます。

そしてこの「Miles away」 、ほとんどがハモリや掛け合い。今までの嵐の曲はほぼユニゾンなのでこういう感じが凄く新鮮に感じます。しかもハモリがめちゃくちゃ上手い。さすがです。

 

 

15.To my homies

homieとは「仲間」という意味。今回は複数形なので「仲間たち」という意味ですね。

仲間たちとの歌だけどちょっと恋の要素も入ってる?幸福感にとにかく包まれてます。

暖かな曲調、ゆったりしたテンポでなんだか体を揺らしたくなる。

そしてこの曲は電話のベルが鳴り翔ちゃんの流暢な英語から始まります。(上手すぎてちょっとしか聞き取れない)

そして各メンバーのラップが続いていきます。

大野くんの聞き取りやすいラップと、にのは仲間に話しかけてるよう。

相葉ちゃんの優しい声、潤くんの低い声なのに楽しそうな声色。

そして翔ちゃんのいつも通りの安心するラップ。

所々に入る笑い声や欠伸をする様子、各メンバーのラップの間に入る他メンバーの声がこの曲をより魅力的で素敵なものにしています。

なんだか嵐って凄く調和の取れたグループだよなぁと改めて思いました。そして嵐が作る雰囲気がとても心地良い。

嵐にはこういうタイプの曲が一番似合っている気がします。

この曲は今の等身大の嵐のようです。

 

 

16.Don't You Get It!

アルバム最後を飾るのはこの「Are You Happy?」のリード曲である「Don't You Get It!」

でもこの曲最後って!なんだかアルバムが終わりきらないよ嵐さん!どうしてこの曲が最後なの!

あれかな?アルバムで完結させないでコンサートに続けていくような終わりにしてるのかな?そう解釈しますよ、そうするしかない。

 

そう思って曲の中身に入っていくとします。

この曲はやっぱりアルバムの中でも一番明るくて前向きでキャッチー。聴けば聴くほどクセになりそう。

PVが好き。ここ最近ずっと大人なPVが続いてたからここで嵐のわちゃわちゃが見られるPVを作ってくれたのは嬉しい。

人生をすごく楽観的に捉えていて、何も心配することはない!っていうバカ明るくて元気な曲(笑)

でもなんだか底抜けに明るい曲調ではなくて、そこら辺に嵐らしさを感じました。

うん、やっぱり嵐好き。

 

 

-総括-

今回のアルバムのタイトルを見た時、POPCORNやLOVEの時のようにすごく漠然としているテーマだなと最初に思った。

去年のJaponismが”日本”や”和”をテーマとしコンセプトがしっかりしていたのと違い、今回のアルバムにはAre You Happy?といったらこれ!といったテーマを見つけるのは難しい。

だから、悪く言えば特徴的で記憶に鮮明に残るような曲がない。

でも、だからこそ、自由でバリエーション豊かな様々な曲に挑戦できるし、一曲一曲を大切に仕上げている感じがした。

「嵐が思う今の嵐」はこのアルバムに全て詰まっていた。

そしてこのアルバム、シングル曲がいい役割を果たしている。シングル4曲がそれぞれ全然違うジャンル、曲調でアルバムにスパイスを加えているのだ。

それによってこのアルバムは、カラフルで、大人で、ちょっと切ない、だけど未来に前向きな物へとなった。

今まで嵐に興味のなかった方にも是非聞いてほしいアルバム。

やっぱり嵐って凄いんだ。

これからもジャニーズの先頭を走って、後輩たちに道しるべを示していってほしい。

 

そして今回長々と紹介した(笑)アルバムはこちら。

Are You Happy?(初回限定盤)(DVD付)

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Are You Happy?(通常盤)

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